8月、大阪に行きます。

夏ですね。暑いですね。
最近はバイトやる気しなさすぎてシフト減らしたら入ってくるお金少なくなって(当たり前だけど)資金繰りピンチです。


さたさて、来月からキスマイのツアーが始まります。
端的に言うと、私はこのツアーに参戦することになりました。動機は不純なので聞かないでほしいのですが(笑)、目的が違う今、なぜか少しだけ楽しみにしているのは、一時期キスマイが大好きだったから。


キスマイを知ったきっかけはいとこの影響だった。一個下のいとこがキタミツのことが好きだった。私は当初、Jr.を応援するという行動に理解できなかった。しかし、会うたびにキタミツそしてキスマイを布教され、いつの間にかハマりかけている自分がいた。
2011年1月、美咲ナンバーワンがスタートした。私は藤ヶ谷太輔に堕ちた。いとこのキタミツ布教が水の泡だ。(ごめん笑)気がつけば既に抜け出せられないレベルまでに堕ちていた。


代々木でデビュー発表したのを知ったのは翌朝のWSだったと思う。安井くん(当時はまだ名前知らなかった)が茶封筒持ってきて、訳もわからずキタミツが封筒を開け、それを見守る6人…。驚き、喜び、泣き、叫び、飛び跳ね、崩れ落ち……
ハッと何かに気づいたような顔をしたキタミツが封筒を強く握りしめたまま花道を猛ダッシュして、叫んだ。

あの行動は私の記憶の中でトップ3に入るくらいかっこいいと思ったからぜひ男性諸君には実践してほしいが笑
だって考えてもみて。普通だったら驚きすぎて何も考えられなかったと思うのに、本能で「ファンの人に伝えなきゃ」って瞬時に判断したのってすごくない?直接見たわけでもないのに今でもあの感動と興奮を覚えてる。

デビュー前ほんの数ヶ月応援していただけの私が言うのもおこがましいが、これで彼らも、彼らのファンも報われると思った。
デビューするって知ったときは希望しか持てなかった。彼らのこれまでの頑張りや苦労が全て報われる。そう思っていた。それと同時に、キスマイは私の中でデビュー前から(Jr.時代から)知っている初めてのグループとなった。私はデビュー後も応援していこうと心に決めた。


私が初めてデビューという言葉の重みを実感したのは、たいぴーの長い前髪が消えたことだった。共感してくれる人はいるだろうか?(笑)  別に藤ヶ谷の前髪担だったわけではないが、私は一種のアイデンティティを喪失したと思った。私の知っているたいぴーはあの前髪以外ありえなかったからだ。ドラマ出演(美男ですね)だからといってあんなにばっさり切るものだろうか?そこまでしてドラマの役に寄せる必要はあったのか?そして少しだけ思った。デビューという世間の大勢の人から見られる立場になる身として、あの前髪を消滅させざるを得なかったのではないか、と。それが確信に変わったのはその後のキスマイの様子だった。Firstシングルを発売したとき、彼らは全員髪色を暗くしてた。金髪でピアスあけてジャラジャラの衣装着て、オラオラしていたかつての彼らはどこにもいなかった。たいぴーの前髪も、流し目も、Hairのような腰振りもファイアビのようなヘドバンも何もなかった。(かろうじてローラースケートはあったが)

私は唖然とした。

私がキスマイに求めていたものが
キスマイらしさというものが
Jr.時代のキスマイの過去とか歴史とか、全てが隠し通されているように感じて、私は憤慨し、落胆し、そして諦めた。
これがデビューなのだ。
そう考えるしかなかった。

私は生粋の嵐ファンだった。ご存知の通り嵐とキスマイはグループのカラーが全く違う。自分でも何故好きになったかわからないが、たぶん違うからこそ好きになったんだと思う。
私が初めて知った、あの頃のキスマイは私にとって刺激的だった。長期的に好きでいられる自信は正直なかった。でもこの瞬間は応援したい。そう強く思ってた。


結果的に、それは叶わなかった。私の大好きだったキスマイがもうそこにはいなかったから。
別に彼らが悪いわけではない。路線変更は彼らの意思ではないだろうし、変化は悪いことではない。
しかし、少し寂しさを感じていた。


正直デビューしない方がよかったって毎日思った。デビューしたら世界が変わって、状況が変わって、彼らが変わって、ファンが変わった。
そして私の気持ちも変わった。
デビューが全てを変えた。
もちろん彼らの夢はずっとデビューで、というかJr.みんなの夢はデビューだから、それが叶ったことはよかったんだと思う。
後にあの代々木の様子をDVDで見たとき、一目瞭然だった。
でも、心のどこかで今も思う。デビューせずにJr.のままでいてくれたら、私は変わらず好きだったのかな。


そんなことを思っていたのは、ずいぶん前のことだ。最近の彼らはまた少し状況が違う。(デビュー後の1番の懸念事項だった格差もなくなったしね。それが私は1番嬉しい)
そして、あの頃行きそびれたキスマイのコンサートにもうすぐ行くことができる。

少し楽しみだ。彼らに会えることが。
あの頃の情熱はもうないけれど、虚像でしかなかった、手の届かなかった彼らを見ることができることが、少しだけ嬉しい。

4年越しにキスマイに会いに行きます。

そして、
少し遅れたけど結成10周年おめでとう。