ハコの存在意義

突然だが、私はオンリー担になったことがない。それは私がグループ丸ごと好きになってしまうからだ。
ジャニーズのグループほど、長続きするものはないからなのかな。私は昔から魅了されてる。



ジャニーズの人たちって、ある日突然集められて、名前だけついた真っ白で空っぽなハコをぽーんって一つだけ渡されて、これあげるから好きなようにしていいよって言われてるようなもんだなと思う。
それが、グループの始まり。
それが、終わりを予測できないハコの中での生活の始まり。

正直、あらゆる自由は奪われると思う。
どんなにやりたいことがあっても、うんと言われなければやれないし。やりたくない仕事をやれって言われるだろうし。逆にある日突然そのハコを取り上げられるJr.なんて星の数ほどいるし。


なんか事務所の悪口言ってるみたいになってしまったけど、別にそういうわけじゃない(笑)
私はジャニーズというブランドが好きだし、ジャニーズイズムが大好きだ。
「自担がジャニーズであること」そのこと自体に価値を感じてきた。

だから、感謝している。
ジャニーズに入ってくれてありがとう。
ジャニーズを続けてくれてありがとう。
自分の青春や人生を切り捨てて、昔思い描いていたであろう未来予想図を破り捨てて、ジャニーズに全てを捧げてくれてありがとう。って。



…幸せってなんだろうね


ヲタクとジャニタレと事務所に均等に決定権があれば、みんな幸せなのかな。三権分立的な(笑)
いや、一応決定権はそれぞれもってるか…
誰をどうやってどのくらい応援するか決められるヲタクと、所属タレントをどうやって売り出すか決められる事務所と、自分の人生をどう歩むか、グループをどうしていくか決められるジャニタレと。
……まあ、最終決定はジャニーさんの鶴の一声だけどなwwやっぱジャニーさんはつえーわ!最終兵器というかラスボスというか!あーあ、やっぱジャニーさんには勝てねえよな、そりゃ(大の字)



でもさ

ハコを貰いたくても貰えない人がいて、
ハコは貰えても隣に気が合わない人がいる人がいて、
自分がやりたいことのためにはハコが鬱陶しい人がいて、
ハコの中にいるのがだんだん息苦しくなる人がいて、
貰ったハコを一生大事にしていこうと思っている人がいて、、、


どう思ってるのかなんて本人たち以外知ったこっちゃないわけよ。ぶっちゃけ。

しかも、知ったところでどうせファンなんて無力なんだけどね。だってハコをどんなハコにしていくかはメンバー次第で、ハコの存在有無の決定権は事務所が持ってるんだもん。
それにJr.は、いつ、誰と、ハコを貰えるか、はたまたずっと貰えないかなんて、誰も知らない。



私は単純にすごいと思う。最初は部活感覚で始めたことが、いつの間にか一生の仕事になってて、クラス替えも異動も一生ないところで生きていくかもしれないことになるなんて、自分じゃ考えられないもんな。


自分の人生をハコのために捧げても自分自身のために捧げても、誰も文句は言えない。
でも、私はいつもある人の言葉を思い出しては、胸の奥の方がきゅーっとなる。
「他にもっとデビューしたい子たちがいたのになんで自分なんだ。自分なんかがデビューしていいのか。でもその子たちの想いを背負っていくことが彼らへの感謝の気持ちと責任の表れだ」
少なくともハコを貰えなかった人、ハコに入れてもらえなかった人にはこの言葉ほど救われることはないだろうなと思う。



クラス替えも異動も一生ないグループという名の密室は、時に最高の居心地の良さを生み出し、時に逃れられない苦しみを生む。

でもどんなハコでも輝ける。
そう信じてる。


だから私は応援し続けようと思う。
そのハコが誰かの手によって守られていく限り。